今年のお正月そうそう、我が家では、悲しい出来事がありました。
それは、10年間一緒に暮らしていた、我が家のアイドルの三毛が逝ってしまいました。
ついこの前まで、ネズミや鳥を捕まえて来て、私達を驚かせたり、楽しい気分にさせてくれてたのに・・・・
原因は、多分、最近家の周りをうろうろしている、今にも死にそうな病気のタヌキかと思われます。
(三毛が逝ってから、タヌキも姿を見せなくなりました)
三毛の思い出は、あまりにもたくさんあって、とても語り尽くせませんが、とにかく家族に愛されていました。
普段は、外での活動がほとんどで、お腹がすいたときや、冬になって寒くなると、誰かの布団の中に入ってきます。一晩中私の腕枕で寝てたりもしてました。
家族の中でも、とくに長女ちゃんが好きで、もう体力がなくなって、寝たきりのときは、長女ちゃんのぬいであったジャージの上にじっとしていました。
不幸な事は、具合が悪くなったのが、大晦日だったので、病院に連れて行けずしまいだったことですが、幸いに三毛を特にかわいがっていた旦那の弟もきてたので、24時間態勢で、三毛の側に皆がいられました。長女ちゃんも最期の日は、朝から晩まで、ごはんの時以外は、ずっと三毛に言葉をかけていました。
(皆がご飯を食べているときだけ、私が三毛の側にいて、三毛が一人にならないように気をつけました)
私が長女ちゃんに驚いたのは、その根気のよさと、三毛の亡がらにも、ずっと触れていて、私はつい「ご飯のときは石けんで手を洗ってね」と言うと、「わかってるよ。三毛に触れる前もちゃんと洗ったもん」と言うのです。
私は薄情だから、(私は皆のご飯の用意をしてるんだから、あまり三毛を触っちゃいけない)と思い込んでいたのに、長女ちゃんに諭された気分でした。
この長女ちゃんの感性は、持って生まれた資質なのでしょうね。とても育った環境、DNAでは証明できないと思います。だって私には、思いつきませんでしたから。そんな長所をずっと維持したまま、大人になってほしいと切に思いました。